7年の充電期間を経て、6回目となる今回は連れ合いの洋子さんとアルプスフライトに挑戦しました。
2010年4月10日
去年、本当の「二人揃っての還暦の年」に行きたかったのですが、チェイスクルーがいなくて「泣く泣く」諦めた石原さんでした。
今年も最後までチェイスクルーが見つからず、出発前日まで気をもみました。

しかし石原さんより更に「アルプス越えフライト願望」が強い連れ合いの洋子さんでした、
ついにチェイスクルーを2名ちゃんと準備しました。

4月7日

いざチェイスカーで出発です!
途中大阪で待機。
世話役の(埼玉のバルーンクラブ「夢飛行」)森さんからのGOサインを待ちます。

4月8日

森さんから「中止!(だろう)」の連絡が入る。
石原さんは「今日は帰らずに明日9日まで待機します、予定が変わったら(飛ぶようになったら)電話連絡を下さい」と食い下がる。

4月9日

「一応集合する」旨の連絡あり。やった!(石原さんは、食い下がりはしたが威圧はしていない)
石原さんは大喜び、大阪を出発し離陸予定地近くの高山に移動し待機(宿泊)する。


東海北陸自動車道ひるがの高原SA                         宿泊所 高山市 天照寺

4月10日
朝?2時30分に高山を出発、3時30分に離陸予定地の流れ葉スキー場に到着。

中止?

ブリーフィング予定の「旅館しげり」に入ると、気象担当(B大の教授)の方が風の情報を見せて「今日は中止だろう!」と残酷な宣言をされた。
石原さんは「この角度ならぎりぎり大町市に行けませんか?」と食い下がったが、「とても大町まで行ける風ではない」とバッサリ切られてしまった。

ブリーフィング

03:30 いよいよブリーフィングが始まる。
責任者の森さんから「この風ではアルプス越えは無理のようです・・・」との「お言葉」がある。
九州から来た石原さんは、わらにもすがる思いで「高山辺りまで下ったら大町までには入りませんか?」と此処でも食い下がった。
ここは飛びたい人達が集まっている所、他のチームからも同様の意見が出る。
「離陸地をアルプスに近づけたらどうだろう!」の意見も出る。

(しばしの沈黙の後)ひとの良い森さんがついに「フライト実施計画書」を配り始めた。
やった!
石原さんは連れ合いの洋子さんとの還暦フライトでもあり、風向のハンディに対して慎重を期し平湯まで移動してインフレする事にした。

フライト実施計画書
早速「計画書」を書き森さんの気が変わらない内に提出する

「駅長おすすめのゆ」JA-A0946 3390m
浮力(地上15℃)15000ft 720kg
負荷合計(離陸総重量) 574kg
搭乗員 2名
搭載 LPG 120kg
離陸地 高山市平湯
着陸予定地 安曇郡穂高町
搭載酸素 72g

提出後、あとも見ず、直ぐに出発

離陸
雪の残る平湯に到着


すぐさま離陸準備

06:21 いよいよ離陸

アルプス越えフライトは7年ぶりの我が「駅長」は以前と同じくニコニコと笑顔で上昇して行きます。





北アルプス
上昇し、ばらく水平飛行すると突然素晴らしい風景が目の前に広がっていました。


4月でもこの雪、九州ではとても考えられません。



一緒に飛んだバルーン(無線では「写真一枚1000円で販売する」と言ってしまったが、1000円では安い!)



・・・





山小屋も見えます。


ほぼ真南を振り返ると木曽の御嶽山(3067m)が見える。
国内ではこれより西にはこれを越える高さの山は無いとの事。



今年も名峰槍ヶ岳(3180m)と会う事が出来ました。



槍その2 東側に回り込み近づくと少し表情が変わります。



槍その3 高度を上げて撮影しました。


今日は雲ひとつ無い快晴でした。
北アルプスも石原さん達の「還暦フライト」を祝ってくれました。

降下


離陸から1時間20分後、松本盆地が大きく見えて来ました。
石原さんはウインドシェアに叩かれないよう(低過ぎないよう)にしかしながら着陸地点への降下に間に合うよう(高過ぎない高度)にと、過去5回の様子を思い浮かべながら飛行、降下開始のタイミングを探ります。

着陸
目的地の豊科町が眼科に広がります。
石原さんがリップを引くと駅長はにっこり笑って降下を始めます。
ニコニコしながら更に降下します。
駅長はぐるぐる回りながら急降下を続け、豊科町に隣接した池田町の休耕田に無事ソフトランディング。


着陸直前、駅長の影が休耕田に映ります。


回収
洋子さんと二人で球皮のデフレを始めると近所の方数人が近寄って来られたので、チェイスカーの現地までの誘導を携帯電話でお願いする。

ソフトランディングした駅長

着陸場所と時刻を責任者の森さんに連絡する。
しばらくするとわがチェイスカーが到着、4名で回収を始める。
150kgの球皮(駅長)を無事チェイスカーに収納する。



最後に今回のメンバー全員で記念撮影
またアルプス越えフライトに参加できる事を願いながら長野をあとにしました。
森さんのGOサインに感謝しています。
森さん(夢飛行の皆さん)、他の参加者の皆さんもご苦労様でした。




大阪でサポートしてくれた方々と記念写真(なっちゃんも有り難う。撮影石原)




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日本アルプス越え還暦フライト第6回(2010年)